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下里の現場から

下里の現場に外壁の板材が搬入されました。
外壁は道路側に杉板を貼り、オスモカラーのウッドステインを塗装します。
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見事な赤身の材料です。
紀州の杉の赤身材は水にも強く、外壁にはもってこいです。
メンテナンスしやすいように、簡単な足場で塗り替えられる高さに貼ります。
強いといっても、板金やサイディングよりは、手間がかかります。
使う場所とデザイン、メンテナンスを考えています。
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上の写真は、シューズルームの天井点検口です。
分電盤の配線を点検しやすい場所に設けています。
設備は、住まいながら、変化していくものです。
維持管理がしやすい計画が大事ですね。
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桂城の改修が始まりました

勝浦のまぐろ料理で有名なお店「桂城」さんの改修工事を請け負わせていただくことになりました。
もともとの建物は戦前に建てられていて、
裏のほうに継ぎ足し継ぎ足しされて使い勝手が悪くなってしまい、
また、耐震強度のほうも問題があるということで、
このたび、改装ということになりました。
大きくは、店舗を明るく、広く、厨房を使いやすく改装することと、
住まいも使い勝手が良くなるようにすること。
そして、屋根を軽く板金にし、耐力壁を増やし、耐震性をUPさせること。
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改装前の写真
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桂城さんがストックされていた木材。
ケヤキ、朴、檜など。
お店の中に使います。
どのようになるかはお楽しみということで(^^)
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既存の壁と柱で耐力を確保するのは難しいため、
既存の壁の横にコンクリートで基礎を作り、その上に土台、柱を補強します。
長屋上の建物は、新築すると店の間口が狭くなってしまいます。
既存の状態をうまく利用し、補強することでスペースを有効に使います。
戦前の建物なので、基礎はなく、束石の上に柱が建っていますが、
長い年月で柱の足元も傷んでしまっています。
表面だけきれいにするリフォームでは、この先の安心が担保できません。



下里の家から

今日は下里の家から
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↑は天井の断熱に使う断熱材です。
ウールブレスという名前です。
原料は・・そうです!羊の毛で作られています。
断熱性能はもちろんですが、
環境にも優しく、廃棄するときも余計な心配をしなくて良い優れものです。
ここ数ヶ月、汎用の断熱材であるグラスウールやロックウールが極端に品薄状態。
長期優良住宅や住宅エコポイントで断熱材の需要が大きく増えた・・とか。
大手の製造メーカーが生産から撤退して、製造が追いつかなくなったといわれています。
国の方針で、気密や断熱性能をUPさせていき、
将来は断熱性能を義務付けるような情報もありますが、
当地方のような田舎で、温暖な気候では、
窓を開放して暮らしている方がほとんどではないでしょうか?
大都会の一方的な理屈を押し付けられては・・・。とも思ってしまいますが。
日本は、四季があり、地域性も様々です。
お偉い方には、ぜひに実際の現場の声を聞いてもらいたいものです。
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↑は階段の写真。
踏み板はお父さんの山の檜で仕上げました。
傷がつかないようにキッチリ養生しています。
これからは、内装工事が中心になっていきます。

建具のガラス

今日は現在進行中の物件で検討しているガラスをご紹介します。
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一番上が今回取り寄せたサンプルたちです。
玄関の建具にガラスをはめ込もうと思っているのですが
普通のフロートガラスでは面白くありません。
色を付けてみたり、レトロガラスを使って雰囲気を出そうと思っています。
下の二枚の写真はモデルハウス「きぐみの家」の二階からサンプルを撮影したもの。
お施主様と色々と話をしながら、材料を決めていく作業は楽しいものです。
今回の建具に採用されるかは打ち合わせ次第ですが、
出来上がりが楽しみです(^^)